武甲山行ってきた!その3 [お出かけ]
平地よりも、頂上付近の方が行動してても息が上がりにくいです。なぜでしょう・・・。
アブさえいなければものすごく居心地が良かったので長居してしまいましたが、やはり高度があると寒くなってくるのも早いです。高さが違うだけでこんなに環境が違うっていうのも山のおもしろいところであり、そして危ないところでもありますね・・・w
下山スケジュールも考えると適当に下らなければいけないので、そろそろ帰る準備をすることにします。
※ 前回記事その2はこちら。
15:00(午後3時)下山開始。結局1時間半も山頂にいましたが、もはや冷えてきました。1,300mの高さでもだいぶ冷えるようです。
下りは来た時と反対の斜面を下っていくのですが、向こう側とこっちとを見比べると様子がだいぶん違います。
登って来た方の斜面は全体的に木の背が高く、あまり下草が生えていなくて大きめの岩がゴロゴロとしていて、全体的に荒れた、凹凸の大きい険しい斜面であったのに対し、こっちは斜面が比較的フラットで木の背も高くなく、地面には草が大変多く茂っています。
植生そのものも反対側の斜面とこっちとでは異なっているようで、こちら側の方が平地のそれに近く、地面まで届く日照量(面積)が大きいと思います。
方角がよくわかりませんが、こちらの方が日当たりがいい気がします。斜面の傾斜は緩く、反対側のようにボロボロと崩れるような感じがありません。が、
なんか木がバタバタと倒れてる・・・?
結構大規模に崩落している箇所が何箇所かありました (;´Д`)
反対側は荒れてはいたけど、何というか地盤が硬質な感じで、岩とかのどっかの小さい塊がゴロっと落ちる感じだったのに対し、こっち側はけっこう砂っぽくて構造的にやわそうなんですよね・・・。
ガツッと地面を固定するものがないから、滑ると一度にズルっていっちゃうんですかね。大規模に。
そしてだいぶ下ったところでこんなものが!
えっ、これか、これ渡っちゃいけないのか???
でも横の川で若い兄ちゃん(?)が遊んでるよなあ・・・ていうか今から戻るとか無理だぞ (;´Д`)
渡るしかねえだろ・・・と、おそるおそる、そろりそろりと渡っていると、前かがみだったから胸ポケットからちり紙が落ちてしまいました ('A`) べつに環境破壊になるようなもんでもなかったのでそのまんまでも良かったのですが、手が届きそうだったので取りましたwwそしてふと振り返ると
ん?
ああこれか!ってか岩というより岩盤では・・・これは・・・
この後、すぐに登山道が終わったのでしばらく歩いてから休憩しました。16:19(午後4時19分)、下りやすい斜面だったこともあり、1時間以上ぶっ続けで下ってきてしまいました。気をつけてはきましたが、やはりひざに結構きていて若干痛みが出てきました。下りはひざにきます、年々体力が落ちてあまり良くないですね・・・。
もうあとは普通の道なので、ここで水は飲みきってしまい、携行食もけっこう食べてしまいました。今回はもう少し水を多く持ってきた方が良かったですね・・・。
16:30出発、しばらくして、さっきの兄ちゃんたちが車で追い越して行きました。
来た時ほどではありませんが、また延々と普通の道を歩きます。さすがにこれだけ下ると力が出てきました。高地トレーニングの効果かなww
夏の夕方にピピピピピ・・・って鳴く鳥が鳴き始め、歩き続けること約20分、浦山口駅に着きました。
16:52浦山口駅着。けっこう古そうな設備の駅で、パスモ使えますかって聞いたら「使えないよ、上に書いてあるでしょ〜」って言われてみたら使えないって書いてあったwww
タイミングよく、すぐに列車が来たけどドアボタン押しても開かない・・・と思ったら向こうの方、左右両方のドアにいる人が同時に「そのドアあかないよ(ませんよ)」って言ったので慌ててそっちから乗車w
いくつかのドアは締め切りなのな・・・。17:59、浦山口駅発。
帰りの列車でさっき声をかけてくれた人と話していたら、その人は不動産で働いているらしく、普段全く縁のない世界の話が聞けてとても良かった・・・のですが、なんだか不動産バブルの息吹を感じて少し微妙な気分になってしまいました。
かくして長い1日が終わり、19時(午後7時)ちょうどくらいに帰宅しました。
前にえらい目にあって、もうやるまいと強く思ったのにまたやってしまいました。夏山は危険すぎます・・・ (;´Д`)
ともかく暑い。暑い。これだけ、これだけが凄まじい体力の疲弊をいとも簡単にもたらします。妥当な体力や補給、ペースの配分に失敗すると、これは本当に倒れて自力復帰不能になります。
だからできれば、こういう状況での単独登山はあまりやらないほうがいいと思います。正直言えば、ある程度登山の経験がある人は問題ないっちゃないと思いますが・・・何があるかはわかりませんからね。
ちなみに「経験」っていう言葉、どうも抽象的で一体実際はどういうことなんだ・・・って思うんですが、なんとなく「知識と実践数」といった意味合いが強い気がします。
でも実際は、とても大事なのは「実際に体に受けた反応で、感覚的にふっと応答できること(=自然に体が動くこと)」ていうことで、それが「経験」なんじゃないかなあと思います。ようは無条件反射のように、時事刻々と現れる様々な条件に自然とレスポンスできる状態ですね。あんま頭使っちゃうと酸欠になるのでwww
・・・なんかまた話がずれてしまった ('A`)
ともかく、武甲山はお勧めできませんwwwwww全行程のうち半分は山とか関係ない道で疲れるし別に特段おもしろいとも言えないし、山自体もそんなに・・・www
致命的なのは、頂上の展望もそんなに開けてないって所です・・・w低いし、展望台というチートだけどひょっとしたら丸山の方が視界はいいのでは・・・。
夏山には夏ならではの楽しさがありますが、十分に準備して、少し注意してのぞんだ方がいいでしょう。
ちなみに今の時期だとギリギリ秋の登山を楽しめます。この記事を見て「行ってみたいなあ・・・」と思った人は、ぜひこの土日に、家族や友人を誘って軽く登山に行ってみてはどうでしょうか?
この記事を見て・・・いないかwwwww
始めよう始めようと思っているうちにもう何年も経ってしまいました。書くべきネタはいろいろありましたが、それらももうたいがい賞味期限切れなような気もしますwwそれでも始めるとりあえず。
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