メーター交換作業の詳細/前編(電気系) [電装]
そういえばメーター交換の詳細をまだアップしていませんでした;
ボアアップして速度も出てくるとやはり60km/hまでしか表示のないノーマルメーターでは不便で、かといって市販品だと少なくても140km/hスケール以上のものしかない(しかも小さい)ため逆の方向で見づらくなるというジレンマに陥っていました。
何か調度良い流用のきくメーターはないかな〜と探していたところ、運良くヤフオクで雰囲気もスケールもぴったりなビーノ90用メーターを見つけることができたので、さっそく落札して取り付けました。
各メーターの比較
ビーノ90用メーターのサイズはYBのものに比べると一回り大きいです。メーター面の面積だけなら大して変わらなそうですが、特にメーター高さが大きくありますね。あとビーノ90はスクーター(2スト)なのでニュートラルランプがありません。なのでニュートラルランプは別途作ってやる必要があります。(ニュートラルランプとウィンカーインジケーターの製作記事はこちら)
メーターを付け替えるにあたってやらなければいけないことは大きく分けて二つあり、ひとつは電気系統の配線作業でもうひとつは取り付けステーの用意です。この記事では前者の電気系統の配線について書いていこうと思います。
それではメーターを外していきます。相変わらずここはゴチャゴチャですね・・・w
カプラー式なら迷うこともないと思いますが、こういう後付けとかでどの線がどこに繋がっていたかわからなくなりそうなものには印をつけておくと、後々迷うこともなく便利です。
今回メーターステーの加工も行うため、YBのメーターステーも外す必要があります。外しづらい・・・と思ってたらハンドルポストのネジがタンクに当たって塗装が割れてしまいました ('A`||)
ずいぶんすっきりしましたねw
次にメーターをバラしていきます。YBのメーターは速度計と燃料計の線がいっしょになっているため、再び使用するフューエルメーターを分離して取り出す必要があります。
このように、ハーネスチューブと配線が熱で溶着されているので、
この溶着箇所を切り取ってやります。
するとこのようにハーネスチューブを取り外すことができます。
さらに加工して
フューエルメーターとスピードメーターを完全に分離し
端子をつけて、これでメーター側の準備は完了です。ちなみに緑の線(燃料センサーの線)は端子ごとそのまま使えるので加工しなくて大丈夫です。
必要な部品の取り外しが終わったら、次は配線の取り回しを考えていきます。上の図はビーノ90メーターの配線図で、3線はカプラーですがハイビームのみがギボシ端子になっています。YBヘッドライトケース内のハイビーム端子にはひとつ空きがあるので、黄線はそのままつなげることができます。
ビーノメーター側の配線もわかったので、YBの配線とどう繋ぐかを考えます。メーターまわりは多数の線が集中していて分かりづらいですね・・・。
このように多数の配線が密集している場合、ギボシ配線を使うよりもカプラー式にしてまとめてしまった方がいいです。というわけで車体側カプラーとメーター側カプラーの間にかませる「アダプター」を作りました。
上の画像はYBのメーター側カプラーです。こいつはアダプターの車体側として再利用するので、メガネ用ドライバーなどの極細マイナスドライバーを使ってYBメーター側端子から外します。カプラー差し込み側からドライバーを入れて画像赤丸の所の突起(ツメ)を押し下げながら線を引っ張る(もしくはそのままドライバーで端子を押し出す)とスルッと抜けます(逆にするっといかない場合は引っかかりが取れてないので引っ張ってはいけません)。
カプラーは再利用できますが、カプラー内の端子部分はその部品だけでも売ってるので買ってきましょう。ちなみに端子側を再利用する時はツメの部分を少し起こしておいてやるとカチッとはまります。
ところがケチって同じ色の線だけでやったら作業中どれが何の線なのかこんがらがってきてしまいましたwwwww
こういうのはケチらないでちゃんと色違いの線を買った方がいいですね・・・。
つうてももう仕方ないのでポスカで色をつけます。絶縁チューブに通す時ひっかかって作業しづらかったのでビード(タイヤ)ワックスを使ったら速攻でハゲました(笑)
こんな感じでアダプターは完成です。やっぱ色違いの方がはるかにわかりやすい・・・w
画像下の3極カプラー(白いやつ)はビーノ90メーターのコネクターとつながります。これは用品屋に売ってる普通のやつなんですが、3極ってあまり使われないのかなかなか置いてるところがありませんでした。2極4極はどこにでもあるんだが・・・。
画像上ハーネスチューブに入っていて見えませんが、こっちは平型端子を使って燃料計の方につながってます。ただ端子って太いからハーネスチューブ内に入れるべきではありませんでしたね・・・引っかかりまくりです (´−`;)
そして最後にギボシが付いている水色と黄色の線、こいつが確か・・・ニュートラルランプの線だったと思います。
ちなみにそのチューブの中に入っている線はこんなやつです。
こんなふうにフューエルメーターとつながっていますが端子じゃなくかしめた方が良かった。狭いチューブ内に端子を入れると狭くて入れにくいし、途中で抜けたりします ('A`)
以上で配線作業は終わりです。電気系はこまごまとしたことが多いですが、パワーがいらないので楽でいいです。騒音も出ないしw
次回はステーの製作について書いていきます。→ 五年かかってようやく書きました!!! 。゚(゚^ω^゚)゚。
始めよう始めようと思っているうちにもう何年も経ってしまいました。書くべきネタはいろいろありましたが、それらももうたいがい賞味期限切れなような気もしますwwそれでも始めるとりあえず。
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