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プラグ熱価の違いによる焼け色の違い [キャブレター]

DSCN2526.jpg
 ようやく山の方を走ってこれました。以前エンジンブローを起こした因縁の直線もクリアですw

パワー感は問題ないんですが急坂を登らなくなりました・・・('A`) まだ慣らし中で6,000回転くらいまでしか回してないのが原因だとは思うのですが、それにしてもどうもスロットル半開あたりから上が妙に弱いです。

これは濃いというよりも、MJが薄い症状に近いパワー落ちの仕方だな・・・という気がします。

DSCN2528.jpg
上にも画像を載せましたが、今回プラグが結構いい具合に焼けましたので比べてみようと思います。どちらの画像とも画面向かって左からCR7HSA、CR8HIX、CR8HSAです。今回は左端と中央の二本を使い、それぞれ約40kmづつ走行しました(右端は以前の仕様のエンジンで使っていたものですが、焼け色の参考に載せました)。

割と綺麗にグラデーションが出てると思います。見た感じ右は濃い、左は薄い、中央ベスト!なように見えます・・・が実際に走ってみると、渋滞で全然進まなかったのもありますが中央(8番)だとややかぶり気味?な症状が出ていて左側の7番の調子がレスポンスも良く一番良かったように感じます。こっちは流れが良かったというのもあるかもしれませんがw

といっても色って人によって感じ方が全然違うので・・・ひとつやばいレベルの見極め方として、濃くても薄くてもプラグ表面にガサガサとかブツブツとした、触ったらボロっと取れそうなものが出ていたら要注意(大きく外れている)というのがあります。濃い場合はススまみれとか、薄過ぎれば焼けただれて損傷しているとか、そういうのですね。

こんな症状が出ていなければ適正範囲内で薄め寄りか濃いめ寄りかというだけなので好きな方でいいと思います。が、そんな極端におかしい場合は一応キャブセッティングの方も確認してみた方がいいかもしれませんね。

プラグ熱価というのはどれぐらい放熱性能が高いかというもので、数字が高いほどその放熱性能は上がる=プラグが冷えやすくなります。逆に数字が低くなるほど熱が逃げにくくプラグが冷えにくくなります。なので自分のエンジンの加熱具合に合わないプラグを選択するとプラグが冷えすぎてススがたまり着火しにくくなったり(いわゆるかぶる)、また加熱しすぎてオーバーヒートしたりします。

この放熱具合はプラグガイシ露出面積の大小で調節されていて、冷え型ほどガイシ露出面積が少ないためガイシよりも金属部分に熱が流れ、加熱型ほどガイシ露出面積が大きいのでより多くの熱をガイシが吸収します。

よく「ボアアップしたらプラグ熱価を一つ上げる」というのがありますが、あれは得てして市販のボアアップキットというものは可能な限りパワーを出すために圧縮圧を大きく上げていたり(ハイオク仕様)、また高額なヘッド付きキットの場合高回転まで回ることから燃焼室内の温度が高く過酷な環境になりがちで、より冷えやすいプラグが必要になるからです。

プラグ熱価は自分のエンジンの加熱具合にあったものを選びましょう。

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始めよう始めようと思っているうちにもう何年も経ってしまいました。書くべきネタはいろいろありましたが、それらももうたいがい賞味期限切れなような気もしますwwそれでも始めるとりあえず。

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