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そういえば [キャブレター]

 前回の記事でエアスクリューを全閉にしてはいけないと書きましたが、どんな具合にまずいのか詳細を載せてなかった (x_x;)

キャブの吸気側にいくつかの小さい穴があいてますが、あれらの行き先は下の図のように(多分)なっていてそれぞれ①スターターバルブ②MJ③SJ(PJ)、に通じています。

キャブ構造図.jpg

で、メインボア(スロットルバルブが上下するところ)以外にこんな通路があるのには理由があります。
 
図を見てみるとわかると思うんですが、この通路が無いとエンジンからの吸い込む力(吸入負圧)が100%(MJやSJの浸かっている)フロートチャンバー内の燃料にかかってしまうため燃料をフルパワーで吸い出してしまい、激濃い燃料供給過多になってしまうのです。その様子たるや、まさに散水シャワーのストレートのようでしょう・・・!という予想。

そこで、このような通路をもうけて燃料がメインボア内に吸い出される前に空気も混ぜてやって霧化しやすく、さらに燃料の濃さもちょうど良くしようというわけです。

こうやってメインボアの前にもうひとつ空気の通路を作ってやることで、フロートチャンバー内の燃料に対する吸入負圧の働きは100%ではなくなり(通路側から空気を吸い込むのにも消費されるため)、きっと吹き出す燃料は散水シャワーの拡散くらいにはなっていることでしょう・・・。

文章だとわかりにくいですね。ストローの横に穴あけて、それでジュース飲めばなんとなくわかるかもしれません。やったことないけどwww

ともかく、そういうわけでこれらの通路はなかなかに重要な働きをしているんですね。特にアイドリングから低開度ではその影響が大きそうです。だからSJ全閉した俺のエンジンはガソリンまみれだったのか水浸しレベルで・・・。

話がやや脱線してしまいましたが、また他サイトに載せた記事の方を補足しながらアップしていこうと思います。

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始めよう始めようと思っているうちにもう何年も経ってしまいました。書くべきネタはいろいろありましたが、それらももうたいがい賞味期限切れなような気もしますwwそれでも始めるとりあえず。

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