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他サイトに載せた記事その4 [YB-1 Four]

第四回、

「2013年4月14日 気になってたノーマルマフラーを交換」
http://imp.webike.net/commu/diary/0069068/

DSCN0542.jpg

です。

エンジンの特性を大きく左右するマフラーですが、現在YB用で入手可能なものはほぼありません。

自分の知っている中ではYEC(ヤマハのパーツメーカー?)の出していたものやABCのミラクルダウンマフラー、スパトラ、武川のレーシングボンバーなどがありますが、武川ボンバー以外はもう入手不可能だと思います。

武川ボンバーはバリバリのレース仕様(おそらく爆音、しかもヘッドまで総取っ替えのフルパワーボアアップ向け)なので自分のYBにはおそらくオーバースペック。あとできれば爆音は避けたい・・・。

そこで、YBにはホンダ横型系のマフラーが取り付け可能ですので、今回僕はNHRCのC90タイプレーシングマフラーを選びました。

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NHRCは台湾の有名なパーツメーカーらしく、マフラーに関してはそのサウンドにもこだわっているそうです。個人的にはマイルドでけっこういい音質だと思います、小僧系ブリペリ爆音サウンドではないですww

ちなみに今回は上記のリンク先にけっこう詳しく書いてあるので、ここには補足的なことを書いていこうと思います。なのでぜひ一度リンク先記事をご一読ください(^^)

NHRC C90タイプレーシングマフラーはホンダのカブC90と同形状のマフラーですが、レーシングと書いてあるのでおそらくスポーツ走行向けのセッティングになっていると思われます。

各部を比べてみます。

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ノーマルマフラーの方が真っ黒でわかりにくいですが、エキパイ内径がけっこう違います。

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外から見てもエキパイ径が違いますね。NHRCの方が太いです。

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排気口もNHRCの方が大きい。

カブとかモンキー用の社外マフラーでポン付けできるものもあるようですが、この純正形状のマフラーに関してはそうはいきませんでした。まず

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エキパイの曲がり方が違います。ので、これを

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バーナーで熱して

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とりあえず、純正の形状と同じような形に曲げていきます。

あとは実際に合わせながら調整していくんですが、加熱した際マフラーやトーチが大変な高温状態になり、なかなか冷めません。またかすっただけでも危険なので、このような作業をする時には十分に注意してください。

ちょっとコツもいるので、リンク先 Chapter 6. をご一読することを強くおすすめします。

そして次に、カブのマフラーステーは使えません。

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このように高さが違い、どうやっても

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こんな感じで下向きについてしまいます。カブはステップバー下(YBは上)にエキパイを通す関係上、車体側とマフラー側の取り付け位置間隔が長いんです。こんな下向きに付けるとちょっと深くバンクしただけでマフラーが接地してしまって大変危険です・・・!

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画像上がカブ用で、下のがベンリィ用です。

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両方試してみましたが、形状がかなり突き詰められていてレイアウトを変える余裕が無く、無理でした。

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なのでステーは自作するしかありません。

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ホームセンター等で可能な限り頑丈そうな部品を集めてきます。

DSCN0644.jpg

なるべく純正と同じような位置関係になるようにするとやりやすいはずです。

これだけでもたいがいめんどくさいのですが、さらに避けては通れない箇所があります・・・!

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マフラーフランジがかさ上げされていて、このままだとスタッドボルト長不足でネジを締められない!ので

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かさ上げされている部分だけを金鋸で切って

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さらに縦に割って取り去ります。エキパイを切らないようにwwwww

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切り口はガタガタなので、このようにビニールテープを貼って側面が働かないようにしたヤスリで整形しますがやはり多少エキパイを削ってしまったwww

DSCN0771.jpg

こうして、ようやく取り付けが完了しました。
結論としてはまったくおすすめできませんめんどくさすぎます。
もっと簡単に着くマフラーがあれば、そっちの方が絶対にいいと思われます・・・。

ともかく、マフラーインプレを。



・純正と比べると重量が軽いです。細かいとこは雑ですが、いまのところメッキは錆びていません・・・エンジン側付け根を除いてはww

・音は静かです。古い年式のカブみたいな、金属質で板厚の薄そうな軽快な響きがしますw回すとこっちよりもパワフィルからの音の方がでかい。

・抜けはノーマル比ですが全然良い。回転の上がりが軽やかで、高回転域の操作感もリニアで乗りやすいです!ただそのかわり発進からの初期加速(開けはじめ)が弱いですね、回転上がると気持ちいいんですが。

だいたい6200〜6300rpmを超えると十分にトルクが出ている感じ(四速坂道で失速しない)で、7000〜8000rpm(たぶん8000くらい)でぐんと前に出る感じです。この辺がパワーバンドかな。9000rpm超まで気持ち良く吹け上がります!10000rpmより上はわかりません・・・ww



やはりというか、抜けが良くなったことで高回転がパワフルになりますね。一方でいまひとつスカスカな低回転域ですが、ゼロ発進以外ではまったく気になりません。出足だけです。

この特性については、マフラーというよりもボアアップキット付属のハイカムによるところが大きいと思います。

このハイカムは高圧縮の88ccエンジンから、ともかくパワーを取り出せるようなセッティングになっているので、高回転でパワーが出る一方でどうしても低回転は弱くなってしまうんでしょう。そしてポート加工やビッグキャブ(特にこれ、ノーマルヘッドにはちょっとでかい気がする)、このマフラーなどによってよりその傾向を強めていると思われます。

以前ノーマルカムで走っていたんですが、ぜんぜん高回転が回らないし回転の上がりも遅い一方で出足だけはガンとショックが出るくらい過剰にパワフル、という超乗りにくい感じでしたが、あれは50ccエンジンで町乗りをする上で乗りやすい設定になっていたんでしょうね。

カムはかなり変わります・・・話がマフラーから逸れてしまった(;´Д`)

ともかく、やはり排気系を大きくコントロールするマフラーは大変重要なパーツです。これの組み合わせによってエンジンの調子はかなり変わるでしょうね。ちなみにNHRC C90タイプレーシングマフラーはかなりいい感じですw値段も5000円(今は6000円くらいか、一年しか経ってないのに・・・)とかなりお買い得です。これでポン付けだったらなあ・・・。

続く

L04B0738.jpg

重要なことですがNHRCのステッカーは耐熱ではありません。エンジン始動前に取り外しましょう。つうか早く耐熱仕様にしてくれ。
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始めよう始めようと思っているうちにもう何年も経ってしまいました。書くべきネタはいろいろありましたが、それらももうたいがい賞味期限切れなような気もしますwwそれでも始めるとりあえず。

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