キャブに負圧取り出し口をつける [キャブレター]
YBの燃料コックは負圧式なので、どこかからか負圧を取ってやらないと燃料が出てきません。ノーマル状態ではマニホールドから取り出していますが、僕の使っているGクラフトのやつは表面がツルツルで加工しずらいのでキャブから取り出しました。なんだかもったいない気がしてきます・・・w
使用キャブはPE22。いくつかアプローチできるポイントがありますが、今回はバレル側面のポイントを使用しました。
KN企画からその名もずばり負圧ニップルなるものが出ていたのでそれを使用。ちなみにケイヒンを含め他のメーカーからも同じようなパーツが出ています。ネジはM5×0.8なので4.2mmの下穴を開けます。
が、実際のところ空気が通る穴径はニップルの内径分だけなのでまずそれくらいの細いドリルで貫通させ、次に4.2mmのドリルでニップルのネジ部長さ分だけを削ります。削りすぎ注意 (;´Д`)
下地処理ができたらタップを切ります。タップを切るというのはネジ山を作るということで、そのまんまタップという工具を使ってやります。綺麗にまっすぐ切るのが結構大変らしく、プロはクッソ高い道具を使うそうですが僕は格安中タップでやりますwまあこれで十分です。
ドリルみたいにガリガリいけるやつもありますが基本少し削っては戻し切粉を取り除く、というやり方で作業します。
あとはニップルをねじ込んで完成!と思ったらニップル付け根がテーパーになってるせいで(いや加工ミスか?w)なんか斜めって据わりが悪い ('A`;)
というわけで外しカウンターシンクで面取りしました。これでかっちり付きましたw
このキャブレターアルミ鋳造製だと思うんですが今まで触ってきたアルミとは随分違った質感で、それまでのアルミ材が比較的柔らかくてぐにゃっとした感じだったのに対しものすごく硬いです。シリンダーヘッドの時と同じような感じで、妙にパキパキとしていて切粉も細かいのがぼそぼそと出ます。硬度が高くて、要するにガチャっと割れちゃいそうな感じなんですが、エンジン関係のアルミ材にはこのような性質が求められるんでしょうか。
そんなわけでニップルをねじ込む時はなめないかドキドキしながら締めましたwもう外すこともないと思うしチューブ付けたり取ったりで外れそうなのでネジロックも塗ってあります。これで負圧取り出し加工は完成です。
始めよう始めようと思っているうちにもう何年も経ってしまいました。書くべきネタはいろいろありましたが、それらももうたいがい賞味期限切れなような気もしますwwそれでも始めるとりあえず。
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